コラム オーリャ!

 俳句・短歌を創るのが趣味という外山美佐尾さん(88)。「詩にするのは本当のことじゃなきゃだめ」と語気を強める。
 十二歳で来伯し、故郷を偲んでいた当時を思い出して詠んだ詩は、『移民娘の思い出』という合唱曲になった。
 二世、三世、四世が街で暮らす様子を見て、昨年『第二の故郷』を創った。
 三世、四世育ちゆき 心に先駆者偲びつつ 第二の故郷盛り上げて 第二の故郷輝ける
 「なんでかねぇ。自然に言葉がでてくるよ」と話す外山さんの創作意欲は尽きることがない。
 「心美しく最後(尾)まできれいに」と父親がつけた「美佐尾」の名のとおり、素直な心で見たもの感じたものを書き留め続ける。(国)

04/08/14