「日本文化への誘い」=裏千家、「花」「書」などと共に

8月19日(木)

 茶道裏千家ブラジルセンター(林宗慶代表)は、五十周年記念行事の一環として「日本文化への誘い」を、二十三日午後七時からピニェイロス・クラブ劇場(ジャルジン・エウロパ区ツクマン街528)で行なう。
 劇場の舞台上で、同センター、ブラジルいけ花協会、ブラジル書道愛好会、二天武道研究所、歌誌「椰子樹」、USP日文研茶道グループによるデモンストレーションが二時間にわたって繰り広げられる。
 同センターは、茶席に生ける茶花を生けるなど「仏、能、茶、花、香のデモンストレーション」と員茶(かずちゃ)を披露する。
 いけ花は、ブラジルに存在する十三流派のうち、十流派が参加して華道の歴史を紹介する。池坊から始まった華道の各流派が歴史の古い順に実演する。
 書道は、六月に開催された「毎日書展」(毎日新聞社主催)の入選者三人が六作品を書く。若松如空会長は「立て板に書くのは、今までやったことのない冒険です」と話す。
 茶道裏千家五十周年記念推進委員会のエリソン・トンプソン・デ・リマ・ジュニオル委員長は「ものすごくいい勉強になります。みなさんぜひいらっしゃってください」と話している。
 午後七時から八時までウェルカム・カフェ、午後八時開幕。
 同センターの五十周年記念行事は、これまで五月二十日・イビラプエラ公園内日本館での記念茶会、六月四日・記念展示会および『道としての日本文化』出版記念会(レアル銀行)と実施されてきたが、ブラジルでは今度の行事が最後。今後は九月にメキシコで開催される中南米大会に参加する。