高井勲さんが優勝=全伯民謡大会180人出場

8月24日(火)

 ブラジル郷土民謡協会(桜庭喜太郎会長)は第十六回全伯民謡大会を一日、大阪なにわ会館で行った。
 大会にはミナス・ジェライス州やパラナ州などの各支部からも多くの会員が駆けつけ、出場者は百八十人にのぼった。
 厳選な審査の結果、高井勲さんが見事優勝を果たし、十月の下旬、東京・日本武道館で行われる郷土民謡全国大会参加への切符を手にした。
 高井さんは民謡を始めてからまだ十年程度だが、ブラジル歌謡界では既に衆知のベテラン。「生来の物事に打ち込む熱心さが今回実を結んだ」と桜庭会長。
 また、日本からも日本郷土民謡協会総師範の浜田幸声さん、民謡踊りの安楽声春さん、政治家の折笠峰夫夫妻が出席し、審査員を努めるほか歌や踊りも披露し、花を添えた。
 各カテゴリーの優勝者は以下のとおり。
 ▼幼少年の部・角田ルミさん(サンパウロ)▼青壮年の部・作野みほさん(ポンペイア)▼寿年Aの部・中川美智さん(オウリニョス)▼寿年Bの部・村尾百合子さん(ロンドリーナ)▼高年の部・池泉愛子さん(サンパウロ)▼中年の部・片山明子さん(サンパウロ)▼ベテランA・小林和八さん(ミナス)▼ベテランB・高井勲さん(サンパウロ)。