東西南北

8月25日(水)

 路上生活者がセー広場で二十三日、毒入りブランデーを飲まされて重体となっている。公務員用の病院へ運び込まれた時の容態では、呼吸器官と神経系統に異常がみられる。この症状は殺鼠剤によるものと医師はいう。不審な男がセー広場で毒入りブランデーを路上生活者に振る舞ったという、今回と同様の事件が七月四日にも起きている。しかし、当局は事件の捜査を行わなかった。
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 サンパウロ市南部ジャルジン・アンジェラ区の公立校へ通うダニエレ・ダ・シウヴァさん(18)は二十三日朝、遅刻したため校舎の入り口が閉じられて入れずに困っていたところ、四人組が校内に侵入、ダニエレさんに五発発砲した。そのうち一発が頭部に被弾した。ダニエレさんの母親は娘が麻薬組織と一切関わりがないと証言した。ちょうど事件の起きた時間には、常駐していたパトカーもそこにはなかった。
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 ミナス州出身の二人が二十一日、スペインの偽造パスポートを使ってニューヨーク行きに乗り込もうとし、グァルーリョス空港で逮捕された。このパスポートは十九日に在サンパウロ・スペイン総領事館から強奪されたものだった。逮捕者の一人はインターネットで広告を見た後、二千ドルで同パスポートを購入したと供述している。
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 二十三日の女子体操床運動で金メダルの期待がかかっていたダイアーネ・ドス・サントス選手は、回転ジャンプ後、着地した際に競技エリア外に足を踏み出し、五位に終わった。二十三日に新たなメダル獲得はなかったが、男女ビーチバレー、女子サッカー代表が決勝進出を決めており、銀または金メダルが三個すでに確定している。