県連=日本祭り来年も開催=代表者会議=会場選択に課題残す

8月31日(火)

 来年度の日本祭りの開催決まるーーブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)は二十七日、ヴィラ・マリアーナ区の秋田県人会館で代表者会議を開いた。来年度で八回目となる日本祭りが引き続き開催されることが決まった。また、中沢会長が提案した「ブラジル日系協会」の設立についての賛否や課題などについても議論した。
 冒頭、議題となった日本祭り。今年は実行委員会の奮闘もあり、約九万レアルの黒字を出したことから来年度も開催されることが決まった。また、一部の会長からは「早急な実行委員会の立ち上げを」「執行部と独立した形で実行委員会をつくるべき」との意見が出されたが、中沢会長は「すぐにという訳にはいかないが執行部で早急にたたき台をつくる」と回答。まず、執行部で人選などを話し合い、今後の代表者会議に諮ることで一致した。
 さらに最大の優先事項とされる会場選択についても、今年は狭さなどが課題として残ったことから、新しい新実行委員会の検討材料とされる。
 続いて、先日県連の要請に基づき、ブラジル日本移民百周年祭典協会が開催した説明会について、中沢会長が報告。当日は上原会長が欠席したこともあり、祭典協会が最優先する日伯総合センターの資金繰りなどについて踏み込んだ回答はなかったものの、中沢会長は「日伯総合センターだけを優先するのではなく、他の事業も同時に進めるとの回答を得られたのは成果」と語った。