戦前最後の移民船=「ぶえのすあいれす丸」同船者会

9月3日(金)

 [既報関連]日米開戦およそ四カ月前、一九四一年八月十一日、マゼラン海峡を通って、神戸からサントスに着いた戦前最後の移民船「ぶえのすあいれす丸」の初の同航者会が、来る十月九日午前九時から、オズワルド・クルス広場47番22号室(パウリスタ通りの始まり)で行われる。そのあと十一時頃、五十メートルほど離れたカナダ食堂(ベルナルジーノ・カンポス通り54)に会場を移して会食する(会費なし。ポル・キロで食事代は各自負担)。
 世話人の森広雅夫さんによると、ニッケイ新聞紙上で同航者会開催話を伝えたところ、同船者八人から「健在です」と連絡があったという。八人のほか、前年同船でサントス着港の人たち、またこの船で、四一年八月帰国した人からも「懐かしい」と電話がはいったという。連絡があった同船者の最年長は森広登さん九十八歳、最年少は武藤(旧姓森広)美佐子さん六十九歳だった。世話人森広さんの連絡は電話11・3889・8798。