ブラジル見聞に=愛媛県の研修員4人

9月10日(金)

 愛媛県海外協会(白石省三会長)から派遣された研修員四人が九日、サンパウロ市セントロ区の愛媛県人会館(西村定栄会長)に到着した。アチバイアや、カンピーナスの東山農場、オランブラ、ピエダーデ、レジストロやサントスなどに住む県人会員を訪問しながらホームステイ。二十七日まで各地で花卉、果樹の栽培現場などを視察する。
 研修生はビル管理会社社長の米岡弘文(35)さん、柑橘栽培の溜池透奥太(27)さん、愛媛大工学部四年の忽那博得(22)さん、愛媛大工学部四年の宮田智史(21)さん。
 この研修について、西村会長は「ブラジルの農業や商業の事情を実際に見たり、移住者の話を聞いたりして、実り多いことを期待している」と語る。
 二回目の来伯となった米岡さんは「十一年前に来たときとどのように変わったのか見てみたい。またブラジルから輸入出来る商品を捜したい」と意欲的だ。
 溜池さんは初めての外国滞在。「若いうちに海外で研修したかった夢が実現しました。特に柑橘栽培の実情を学べれば」
 共に大学四年生の忽那さんと宮田さんは「来年から社会人になるので、このチャンスを生かして異文化を大いに見聞するつもり」と口をそろえていた。