東西南北

9月11日(土)

 首都第一コマンド(PCC)のメンバーが、グアルーリョス刑務所内でナイジェリア人服役者三十二人から外国語のレッスンを受けている。目的は携帯電話で仲間と連絡をとる際、監督官の分からない言葉で話し、当局の盗聴から逃れるため。メンバーらは外国語で脱走や窃盗、麻薬密売の計画を打ち合わせている。レッスンの授業料は、コーヒーや砂糖、洗剤などで支払われる。
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 ホームレス連続殺害事件が起きてから二十二日経過したが、犯人はまだ逮捕されていない。アブレウサンパウロ州保安局長官は後一週間で解決の見込みと述べた。パストラル・ド・ポーヴォ教会のランセロッチ神父は、殺害犯の背後に民間警備員がいると証言。神父は六十人の協力者を、聞き込み捜査に派遣した。ヴィアドゥット・M・パウラのホームレスらは以前、無料宿泊所に連れて行く時コンビに乗せるのに苦労したが、今は我先にと飛び乗る。
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 十七歳の若者が八日夜、オザスコ市のサンパウロ州都市圏鉄道公社(CPTM)ジェネラル・ミゲル・コスタ駅で、ダイナマイト九本が入った袋を持っていたところを取り押さえられた。いつでも爆発できる状態のダイナマイトを持って、満員電車に揺られてきたという。チエテ川しゅんせつ工事の作業員である若者は、あまったダイナマイトを義父に渡すつもりだったと警察に話した。
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 十一日に抽選が行われるメガセナの賞金最高額は、三千九百万レアルを突破する見込み。二ケタの数字六つでこれを当てる確率は約五千万分の一。ポウパンサ預金に預ければ、利息は月二十七万レアル。賞金の過去最高額は、九九年にサルバドール市で出た約六千五百万レアル。