マルタ候補=連続当選目指し=東洋人街で選挙活動

9月14日(火)

 サンパウロ市長選に出馬している現職のマルタ・スプリシー候補(PT)が十一日午後、リベルダーデ区の商店街で支援を呼びかけた。買い物客でにぎわう地下鉄リベルダーデ駅前広場を起点に、明石屋宝石商会、化粧品の池崎商会などが並ぶガルヴォン・ブエノ街を歩いた市長は、行き交う市民に再選をアピール。記念撮影、握手を求められると気軽に応じていた。
 池崎商会の店内が女性客でごった返すのを見て、「女性の天国ね」と笑顔の市長。最近落成されたばかりの新しい鳥居の前では、市政府の課題のひとつだった旧市街の再活性化について触れ、「順調に整ってきている」などと話した。
 この後、市長はアメリコ・デ・カンポス街のレストラン「なんでもや」で支援者、リベルダーデ文化福祉協会(池崎博文会長)の関係者らと昼食。赤いはっぴ姿で、「日本、そして日系社会とは常に友好関係にある」などとあいさつし、池崎会長が用意したダルマに目を入れて連続当選を誓っていた。