東西南北

9月17日(金)

 連邦警察は十五日、グアルーリョスのクンビッカ空港で密輸品五・五トン、金額にして五百八十万レアルを押収した。密輸品は、ノートブックパソコンや薬品、パラグライダー、化粧品、医療器具、整形外科用のシリコンなどで、ショッピング・センターや専門店の注文に幽霊商社が応じたもの。連警の話によれば、密輸品は米国マイアミから発送され、国税局職員の中に共犯者がいるという。
     ◎
 サンパウロ市議会は五十五人の現職のうち、五十二人が再選を狙って立候補した。七月の休暇以後、市議会召集は二十回。開会に必要な最低数の市議が出席したのは七回。表決に至ったのは四十五日間でたったの一回。皆勤市議は、タット市議(PT)とナタリーニ市議(PSDB)、クルース市議(PRONA)、グェデス市議(PT)、フォンセッカ市議(無所属)の五人だけ。市議に支払われる給料は毎月、総額三十九万三千レアル。
     ◎
 サンパウロ、ブラジリア、フロリアノポリス、リオの各市で十五日、賃金アップと利益分配を求めて銀行員が無期限ストに入った。ストは主に公立銀行で行われており、大サンパウロ市圏では百八十四店舗が営業を停止した。ストにより支払いができなくなったり、遅れたりする口座人は、罰金の免除や支払期限延長の申し立てを文書で債権者に通知するべきと弁護士はアドバイスしている。
     ◎
 十五日夜、億万長者が二人誕生した。連続十二回当選者が出ず、四千六百万レアルに達していたメガセナの賞金を連邦直轄区と南大河州の二人が当てた。二人はそれぞれ二千三百十万レアルを九十日以内に受け取れる。次回のメガセナの抽選は十八日で賞金は百万レアル。