東西南北

9月21日(火)

 グアルーリョス市ロマリア通りで武装した六人組が十九日、モーテル「ゴスト・デ・マッサン」を襲った。受付で千三百レアルを強奪、金額が少ないと投宿客を襲った。最初に押し入った部屋が軍警と恋人の寝込みであった。反対に発砲され賊一人は即死、他が負傷した。軍警らは事件当時、到着したばかりで恋人は入浴していた。軍警は財布のある所を指示、賊がそれを取るため屈んだスキに銃をつかみ発砲した。
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 お金の入ったトランクを一本釣り―。サンパウロ市南部サコマン区のマクドナルドで十九日未明、二十八歳の電気工が、金庫のある部屋の壁をドライバーなどでこじ開けてそこから手を突っ込み、釣り針を先につけた針金を投げてお金と食事券の入ったトランクを引き寄せた。しかしアラームで事件を知った軍警が駆けつけ、手に入れたばかりの電気工を現行犯逮捕。釣果は現金二千八百レアルあまり、食事券五百七十三レアルだった。
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 アマゾナス州リオ・ネグロ川で十九日夕方、約百人の乗客を乗せた船が転覆、十三人以上が死亡、三十人以上が行方不明となった。生存者らによると、マナウス市から四百五キロ離れたバルセーロス市を出発、マナウス市に向かっていた船は、嵐に遭遇、その数分後に右に転覆し、沈んだという。
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 地下鉄四号線ルース=ヴィラ・ソニア間が、沿線区域の土地接収の遅れで工期が再度延長され、完成は四十八カ月後になる見通しとなった。四号線は他の三線と交差するため地下鉄の中の最重要線とみられ、今回の地方選挙ではPSDBの目玉となっている。同線はルースに始まりレプブリカ、パウリスタ、ピニェイロス、ヴィラ・ソニアの五駅がある。全工事費十九億レアルの三分の二は、日本の国際協力銀行から融資される。