コラム オーリャ!

 暑さ寒さも彼岸まで。東京(六十九日)、横浜(六十三日)などで二十二日、真夏日の記録を更新した。今日、秋分の日を境に暑さも和らぐのではないかと、市民は願でもかけたくなるだろう。
 「ブラジルぼけです」。季節の移り変わりに鈍感になったと自嘲気味に、そうもらしているのを聞くこともある。ジャカランダの青い花が開いていたりするなど、十分に春が感じられる。
佐藤牛童子さん(86、新潟県出身)が現在、『ブラジル歳時記』を編纂中だ。約千ページに及ぶもので来年中に日毎叢書から出版される。
 「移民はここに根を張って生きてきた。句を通して、その生活を残するための手引書にしたい」と力を込める。
 サンパウロでは気温が上がり、暑い日が続きそうだ。(古)

04/09/23