緑の党から当選=次期サンパウロ市議の野村氏

10月7日(木)

 サンパウロ市議選に緑の党(PV)から出馬していた野村アウレーリオ候補が約一万七千票を獲得し同党二位で復活当選、〇五年から三回目となる市議を務める。
 来社したアウレーリオ氏は「党の方針でポスターやチラシなどできるだけ使わない環境にやさしい選挙運動を展開した。それが逆に環境破壊防止をスローガンにしている党に有利に働いた」と当選の理由を語る。
 「リベルダーデ区の再開発や、クリーン・エネルギー、上下水道の環境問題、障害者や青少年に対するスポーツの振興や教育部門に力を入れていきたい」と抱負を述べた。
 同行した野村丈吾元下議は「親バカですが、前回落選しているだけに喜びも二倍。世界的に問題になっている環境問題を党のスローガンにしている緑の党の出番がきたようだ」。
 一方、先輩政治家としてこう注文をつけた。
 「移民百年祭も今回当選した、アウレーリオをはじめ日系議員四人が協力して、日伯議員連盟に働きかけて緻密に行動してほしい。また、サンパウロ市民と日系人のために渾身の力を尽くしてがんばってもらいたい」。