会場選びに苦慮=来年の日本祭=候補は5つ

10月9日(土)

 ここ最近の会場だった州議会駐車場を利用できない来年の第八回日本祭り。その代わりの開催地選びが難航している。県連(中沢宏一会長)執行部は八日までに次の五つに候補を絞っているが、いまだ結論は出ていない。それぞれの利点、問題点などを列挙する。
 ◎イミグランテス展示場。地下鉄ジャバクアラ駅から八百メートルと便利で、会場や駐車場の広さは申し分ないが、賃貸費が十二万レアルと高いのが難点だ。
 ◎ビラ・ロボス広場。二万平方メートルある会場は面積としては十分だが、地下鉄からも遠く交通の便が悪すぎる。
 ◎イビラプエラ体育館。館外広場の使用許可はでるが、館内使用できないのがネックになっている。
 ◎サンボードロモ。交通の便や知名度はバツグンだが、サンバ行進用に設計されているため、どのように日本祭りに利用するのか十分な検討が必要。
 ◎アニェンビー。館内でのガスの使用など規制が大変きびしい。
 中沢会長は州議会駐車場が突然使用できなくなった理由について、「これまではヴァウテル・フェーデルマン元市議らの好意で州議会駐車場を借りていたが、同会場を一民族の祭典会場にするのはおかしいとクレームをつける市議も多かった」と説明。難航する代替地選びに関しては、「それぞれ一長一短。何年にもわたって使用できる会場を早急に決める必要がある。可能性が高いのはイミグランテス展示場だろう」と述べた。