東西南北

10月12日(火)

 九九年度の自動車所有税(IPVA)未納分で五百レアル以下は、免除することを州議会へ上程。州政府にとって取り立て手続き費がIPVAよりも割高となることで、州知事は免税案を提出した。同案が可決されると、百七十八万人の車両所有者が恩典に与かる。延滞課徴金、平均で八十レアルも含まれる。現在執行中の延滞課徴金一〇〇%も、同案が可決されると二〇%に減税される模様。
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 ボリビア国境まで往復したノロエステ鉄道が〇五年、パンタナル鉄道で再開する予定。同線は八十年間稼働し九五年、老朽化を理由に運行を停止した。現在は貨物運送だけ。パンタナル鉄道は、カンポ・グランデとコルンバ間を観光用に運行する。五両を改造新装。一両はパノラミックで無窓、一両は食堂車、三両は冷房付の寝台兼用。路線修復は、年末までに突貫で工事するらしい。
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 サンパウロ州海岸の北部地域は連休シーズンと共に観光客ラッシュが始まり、六百万人が二月までの長期滞在で押し寄せた。同時にギャングも海岸地帯へ荒稼ぎのため、先回りで移動したと警察本部が警告。今回連休の四日間に、三百五十七件も盗難事件が急増。ウバトゥーバ市だけで一日当たり、三十三件の事件が起きた。連休と年末が、ギャングの稼ぎ時となっている。      ◎
 パウリスタ大通りとスマレー大通りが、日曜日に歩行者天国となった。十日の人出は前者が五万人、後者が一万人。パウリスタ大通りは「子供の日」に因んでショーや道化師のパレード、壁登りが行われた。スマレー大通りは玩具展示バスやヨガ教室、ペット交換などがあったが市の手落ちが目立つ。共同便所や飲用水の売店、駐車場の不足。露店商の立ち入り禁止は逆効果だったようだ。