塗り絵や切り絵で園児が移住史表現=ミカ幼稚園でバザー

10月15日(金)

 十七日香川県人会で行われるミカ幼稚園(辻沢和恵園長)のバザーでは一風変わった展示品が用意されている。日系移住者が農村から都市へ移ってきた様子を、塗り絵や切り絵、貼り絵を使って園児が説明をするというもの。四十人の園児が力を合わせて作った力作だ。
 「子どもたちが少しでも移住のことを知り、日本との繋がりをもたせることができたら」と辻沢園長。
 園児らの祖父や祖母が移住当初使っていた茶碗やとっくり、人形、剣道の防具など約五十点も並べて展示する。そのほか、笠戸丸の型紙模型や園児が書いた絵約二百四十点もある。
 バザーは午前十一時から午後四時まで。やきそば、天ぷら、シュラスコ、寿司、ケーキなどが用意されている。一般バザリスタも当日出展も歓迎する。
 案内のため来社した幼稚園「母の会」の田中素子さんは「家庭的な温かい幼稚園です。一度、是非見に来てください」と呼びかけている。
 問い合わせは11・5585・9258(同幼稚園)まで。会場住所はRua Itaipu 422。