躍動的で色鮮やか=韓国の大衆芸能「アリコレア」公演決まる

10月20日(火)

 【既報関連】韓国で古くから農閑期などに演じられてきた踊りや打楽器演奏などの大衆芸能を現代的に見せるグループ「アリコレア」公演が二十四日、文協で行なわれることが決った。ブラジル老人クラブ連合会カラオケ大会のプログラムに組み込まれた。
 グループは韓国の男性五人、女性六人で構成され、平均年齢は二十五歳。七月から欧州十カ国を回り、エジンバラ(スコットランド)、アヴィニョン(フランス)の国際演劇祭に国代表で参加、さきのアテネ五輪会場でも演技を披露している。ブラジルはあくまで自主巡業のため、本紙などを通じて公演先を探していたところ、今年で十回目の節目を迎えるカラオケ大会を開催する老ク連が手を挙げた格好だ。
 躍動的で色鮮やかな舞台――。エジンバラの演劇祭ガイドでそう紹介されたパフォーマンスの基本は大道芸。太鼓など打楽器の拍子が生む独特の陶酔感が特徴で、韓国の伝統的な色調を活かした美しい衣装をまとっての舞踊も見物だ。日本の芸能との相違点を探りながらの鑑賞も興味深いところ。
 午前十一時頃からを予定。公演時間は約六十分。入場無料。