ドイツ世界大会終え=ブラジル人力士が帰国

10月23日(土)

 さきにドイツで行われた第十二回世界相撲選手権大会に出場していたブラジル選手団が二十日午後、優勝カップやメダルを手土産に凱旋帰国した。
 男子は二十六カ国、女子は十五カ国から力士が参加する中で、女子重量級で優勝したフェルナンダ・ペレイラ・ダ・コスタ選手は「前は決勝で涙を呑んだが、今回は雪辱でき、念願の優勝カップを手に入れた。こんな大きな大会で金メダルを取れて、最高」と喜ぶ。
 男子無差別級で三位入賞の藤代ジェラウド選手は「準決勝で、優勝した日本選手に負けたが、自分なりに力は出せた。男子団体選も、もう一歩でメダルの逃したのが悔しい」
 中量級で出場した樋口タカヒロ選手は「運悪く初戦で日本代表と対戦し、土を付けられた」と悔やむ。男子団体戦に関しては、「三位入賞は逃したが、南米にも相撲の強い国があることを示せた」。
 また、選手たちはドイツでの食事を「毎日ジャガイモ、マカロンに豚肉。やっぱり、米とフェイジョンがないと力がでない」とこぼしていた。