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コラム オーリャ!

 実るほど頭を垂れる稲穂かな―。小原彰陸軍予備役少将は、その言葉を地で行く謙虚な人物だ。
 昨年八月、フロリアノーポリス日本人到来二百周年祭の前日、床に這いつくばって展示パネルを作っていた姿が思い出される。「ゼネラウはどこだ?」と探していて驚いた。まさに現場の人であり、自分が先頭に立って働く。百周年祭典協会でも毎日仕事をしている。当然、無給だ。
 と同時に、二世でありながら、皇室を敬う志を持つ人が貴重なことは言うまでもない。
 しかし、百周年の講演会で大和魂を説くことが、一般聴衆の期待に添うことかどうかは、まったく別問題だ。その辺の区別を、協会の誰かがするべきだった。国に一生を捧げた軍人であり、世事に長けているとは思えないからだ。実に後味の悪い夜だった。 (深)

04/10/27

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