メガ・ビンゴ大会だ!=福祉4施設、合同で資金獲得へ=篤志者、新車寄贈して実現=競合避けていきたい

11月2日(火)

 日系福祉四施設合同によるメガ・ビンゴ大会が、二十八日午前十時から、イタクアケセツーバ市トラベッサ・ヒデハル・ヤマザキの希望の家施設で開かれる。今年初めての企画で、情報や意見を交換する絶好の機会になると、関係者たちは大きな期待をかけている。
 合同記者会見が二十六日午後五時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアナ区の家事務所であった。参加する施設は、希望の家福祉協会(木多喜八郎理事長)、こどものその(井口信理事長)、憩の園(中川テレザ園長)、やすらぎホーム(小野活人ホーム長)。いずれも、近隣地域にある。
 前々から、共同企画の話が持ち上がっていたが、なかなか進展しなかった。そんな時、ある篤志家が新車の寄贈を申し入れ、メガ・ビンゴ大会が具体化した。この篤志家は新車四台を贈ることを表明。四回までの開催は、保証済みだ。
 四施設は、運営資金獲得のため、毎年慈善バザーの開催や協力券リッファの販売を行なっている。競合をなるべく避けていきたいとの考えも、背景にはある。関係者たちは、「四施設の力を合わせれば、大きなエネルギーになります」と強調する。
 前売り招待券は一枚二十レアル。五千枚を発行し、各施設が千二百五十枚を受け持つ。売り上げは、そのまま施設の収入になる。バザーや軽食の販売などによる大会当日の売り上げは、招待券の販売枚数の比率によって配分する。一施設当たり、五万レアルの収益が見込まれている。
 メガ・ビンゴの賞品は、新車のセルタとテレビ二台。つまり、招待券を一枚購入すれば三回分のビンゴに参加出来るわけ。このほかにも、一枚数レアルで買えるより小規模なビンゴも考えているという。午前十時前に到着した人向けのビンゴは無料。
 舞台では、ジョー・ヒラタさんやカレン・イトウさんのショーのほか、施設入所者による療育音楽や太鼓の発表会も企画されている。この大会には、ジャクト、味の素、ブラジル銀行など十六社が後援する。