姉妹校の新校舎落成を祝う=小櫃小・中学校の関係者ら

11月10日(水)

 千葉県君津市小櫃小・中学校を代表して、仲野和夫小櫃海外交流推進協議会副会長、小川博一同理事、安藤義輔君津市立小櫃公民館館長ら関係者がこのほど来伯。姉妹校の松柏学園(川村真倫子園長)・大志万学院(川村真由実校長)の新校舎落成を祝福した。
 千葉県出身の移住者が橋渡し役となって、松柏学園と小櫃小中学校が姉妹校提携を結んで今年が節目の三十周年。大志万学院も今年二月に、「仲間入り」を果たした。
 交流の主体は、相互訪問で、毎年交互に生徒を派遣。約二週間体験入学や林間学校への参加を通じて、絆を深めている。関係者たちは「ブラジルには観光というよりも、友達に会いに来るという感じ」と親しみを込めて話す。
 「礼儀正しさや日本の良き伝統が残っているブラジル」。日本の生徒が、日系人から学ぶべき点はたくさんあるという。
 松柏・大志万でも、日本語を話せない日系子弟や非日系人の生徒が増えていくと見られており、小櫃小中学校は「外国人」と交流しているという印象が強くなるという。