コラム オーリャ!

 サンパウロ博物研究会は近く、初めて「薬草フェア」(薬草市)を催す。専門の大学教授の講演、販売、それとマッサージ施療と多角的な催しになる。
 薬草のファンは多い。工業的に製造された薬品は信用しないと、と言い切る人もいる。専門的にいえば、薬草、つまり生薬は、確かに有効。効く成分がある。ただ、同じ草でも生育している場所、摘んだ時期、その後の処理、などさまざまな理由から効く成分が一定していないそうだ。
 つまり、「その草」の有効成分は一律△・△△%というふうにクアリダージがきっちり決まっていれば、「立場」が確立するそうだ。そうでないから、一般の医者?からは相手にされない――。今度のフェアでは、そんなことも勉強できるという。  (神)

04/11/13