老ク連から新潟中越地震義援金=第1回1万レ、全老連へ

11月27日(土)

 新潟中越地震の被災者に対する義援金が多くの団体、個人から寄せられている。ブラジル日系老人クラブ連合会でも、去る十一月九日、本部から第一回目の義援金一万レアルを全国老人クラブ連合会へ送った。
 十二月初めに送る二回目は、五十五支部からの預り金。現在、続々と集まってきており、百人を超える会員を要するマンモス支部・ブラジリア壮快クラブから五千レアル、会員わずか十三人のナザレー老壮会から千レアルなど、すでに一万レアル以上になっている。
 全老連を通して義援金を送ると、新潟地震だけでなく、台風などの被害を受けた他地域にも、寄付が届くそうだが、老ク連としては特に老人の被害者が多い新潟地震に思い入れが強いようだ。
 老ク連では、一九九五年阪神大震災発生時にも、合計一万七千七百四十二レアルを大阪府老連と兵庫県老連に送っている。
 毎年年末は、援協など日系社会福祉団体への寄付を募っており、去年は合計九千七十レアルが送られた。老ク連役員は、「今年は義援金も集めているから、それほど集まらないかもしれませんが」などと話している。