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ブラジル日本会議=「皇室とコロニアは緊密」=天皇誕生日祝う

12月23日(木)

 十九日午前十一時半からニッケイパラセ・ホテルで、ブラジル日本会議(小森広公室理事長)主催の天皇誕生日祝賀会が行われ約八十人が皇室の繁栄を祈った。
 最初に十八日に逝去された高松宮妃喜久子さまに一分間の黙祷を捧げ、続いて小森理事長が開会の挨拶を述べた。日伯の国歌を斉唱し、上野アントニオ会長が皇室との思い出を語った。
 一九六六年の選挙で下院議員に田村幸重(四選)、平田進(再選)、宮本実(再選)三氏らと共に上野氏が初当選した。「翌六七年にご来伯された時、初めて皇太子ご夫妻に接見する機会があり、非常に印象深い気持ちだった。そして移民七十周年の七八年、九七年にも天皇陛下としてご来伯されブラジルに大変ゆかりのある皇族です」と語った。
 「遠いブラジルに住んでいるが、日本の素晴らしい皇室の薫陶を頂き、よきブラジル人としてお国のために役に立っていきたい」との気持ちを表した。
 続いて丸橋次郎首席領事は、「皇室とコロニアは非常に緊密な関係にある。皇室も節目節目にご来伯され、上野先生はじめこちらから日本へ行かれる時は、皇室の方にお会いされている。これは、むしろ日本にいる人にはなかなかないプレヴィレージオ(特権)だともいえる。これは皇室からの敬意と親愛の情だと思います」と語った。
 小泉首相の来伯、来年のルーラ大統領訪日に関連して、「日伯関係が上昇気流にのった昨今、このように誕生日を祝えることを嬉しく思います」述べた。
 そして、上原幸啓文協会長、ウイリアム・ウーサンパウロ市議らが挨拶し、ご即位十年記念ビデオ『奉祝の灯』をみんなで鑑賞。県連の中沢会長の音頭で万歳三唱をし、最上階で昼食祝賀会へと場所を移し、皇室の話題に華をさかせた。
 同会議は創立四年目で約百人の会員がいる。

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