浪曲、太鼓などで楽しむ=恒例サ・アメリカ親睦会

1月6日(木)

 [ロンドリーナ]サンタ・アメリカ親睦会(緒方一雄会長)は、去る十一月二十八日、サウデ区ヂオゴ・フレイレ街430番の会館で第十九回親睦会を開催した。
 この親睦会は、ノロエステ線の元ゼツリーナ植民地の出身者の親睦会が、サウデ地区のカラオケ親睦会と合同で毎年行っている行事で、今年も福田ユキカさん(94)を最高齢として、七十五歳以上の四十人の高齢者を招き、敬老を兼ねた催しとなった。
 元会長をつとめた石井ジョン利明さんの日伯両語による司会で開会、石井会長のあいさつのあと、〇四年内に亡くなった六人の会員と先没者の霊に黙祷を捧げた。
 日本食品をいっぱい詰めたセスタが高齢者たちに配られたあと、楽しみの浪曲口演が行われた。ロンドリーナの中川芳月さんが、今回で七年連続の招待を受けての口演で、今年は日露戦争百周年とあって「乃木将軍」を熱演、聴衆の感涙をしぼった。続いて、ひまわり太鼓グループが勇壮な和太鼓を披露した。
 持ち寄りのごちそうに舌鼓を打ったあと、会員による十六回目の紅白歌合戦、ビンゴ、盆踊りと続き、最後に一同「蛍の光」を斉唱して、和やかな親睦と敬老の一日を終えた。