東西南北

1月27日(木)

 リオ市のロドリゴ・デ・フレイタ湖とマラペンジ湖に棲息する魚二十トン以上が二十二日に死亡した。州清掃局は二十三日と二十四日、腐って悪臭を放つ魚二十トンを回収した。生物学者のモスカテリ氏は、湖水汚染による水温上昇が死亡原因であると、リオ州検察局と湖水管理局へ汚染企業の調査を要請した。湖水管理局によると、海水の水位低下と湖の水量減少による水温上昇が原因であって、水質汚染は発生していないという。
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 サンパウロ州バウルー市で二十三日夜に行われたラップバンド、ラシオナイスMCsのコンサートの最中に十九歳の青年が射殺され、もう一人が腕を撃たれケガをした。同バンドのコンサート中に起きた殺人事件はこれで三件目。犯人(21)は二十五日に逮捕された。フェベンで四発撃たれて重体になった仕返しに被害者を射殺したという。
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 保健省は、デング熱で特に危険な七都市を発表した。この七都市は百軒中三軒以上の割合でデング蚊の発生場所が発見された。五都市はリオ州のリオ、ニテロイ、サンジョアン・デ・ミリチ、ベルフォルジ・ロッショ、サンゴンサロの各市。さらにパラナ州のフォース・デ・イグアス市、セアラー州のカウカイア市がある。三軒以下では全国六十四都市がリストに記載されている。
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 コンピュータウイルスの開発で他国を抜きん出るブラジルで、今度は携帯電話を攻撃するウイルスが開発された。開発したのはプログラマーのヴェラスコ氏(32、リオ在住)で、アンチウイルスを開発する世界の有名企業から新ウイルスを認知された。開発力を示すために作ったと話す同氏は、ワクチンも開発し、自身のサイトで公開している。