豚の屠殺など体験=北海道専門高校生ら実習

1月27日(木)

 ブラジル産業の見学・研修を通して、北海道産業界の将来を担うリーダーの育成を目指す、平成十六年度「北海道専門高校生海外実習派遣団」(北海道産業教育振興会主催)の団員十名が、九日から二十四日までブラジルに滞在、ポンペイア西村農工高校への体験入学、ロンドリーナでの農業現場体験やホームステイ、ジャカレイのコチア農業学校訪問などを行なった。
 留萌千望高等学校、函館工業高等学校、大野農業高等学校、名寄農業高等学校、札幌国際情報高等学校から、都築絵里さん、樋口達也さん、武田沙代子さん、相澤佳那恵さん、亀山奈々恵さん、金子達哉さん、夏井千恵さん、江州あゆみさん、吉田新之介さん、佐古育実さんが参加。派遣生徒は、それぞれ研修テーマを設定し、実習に臨んだ。
 実家が養豚を営んでいる吉田さんは、西村農工学校で初めて体験した豚の屠殺が印象に残っているという。建築を学ぶ相澤さんは、ロンドリーナの吉井建設などを見学し、防犯面を重視するブラジルの住宅事情を研究。バイオテクノロジーを学び、ラン栽培に興味のある樋口さんは、「ブラジルは種類が豊富。木にくっつける育て方も独特」と、日本との違いに驚いた様子だった。