日伯総合センター構想=天野氏が第2回説明会=文協できょう

1月28日(金)

 【既報関連】東京在住の資産家、天野鉄人氏(サンパウロ青年図書館理事)による個人的な「日伯総合センター」構想の第二回説明会がきょう二十八日午後七時から、文協小講堂で行われる。
 二十日にあった一回目の説明会には約七十人が参加したが、「署名しなかった人も含めると百人は超えていた」と天野さん。文協敷地(3800㎡)とその横の軍施設土地(2200㎡)を活用して、日伯総合センターを建設したいと言い、二十七日ニッケイ新聞社を訪れた天野氏は次のような考えを述べた。
 ▽百周年事業は日系ブラジル人と日本国民の共同事業。センター建設の金額は高額のため、日本国民の総意も必要だ▽建設の場合、リベルダーデ区は利便性と知名度においてヴィラ・レオポルジーナ区に勝っている▽日系社会側は寄付金を募るなどし、建設用地は確保したい。日本側もそれを最低限要求するはずーーなどだ。
 天野氏は「援協、県連も同意してくれるものと踏んでいる。ルーラ大統領訪日の前には、いや、あと一カ月間で話をまとめたい」と自信を見せる。二十日の出席人数を上回るか。「まぁ注目してください」と天野氏は語った。