新年、米寿章など伝達=ロンドリーナ熊本県人会

2月1日(火)

 【ロンドリーナ】汎ロンドリーナ熊本県人会(中川芳則会長)では、去る九日午前十時からロンドリーナ西本願寺会館で、定期総会、新年祝賀会と潮谷義子知事寄贈の高齢者章、米寿章の伝達式を行なった。サンパウロから本部ブラジル熊本文化交流協会の福田康雄会長、日下野良武理事長が出席、会員五十二名が出席した。
 清田勉副会長の司会によって、先没者に一分間の黙祷が捧げられた後、中川会長の挨拶が続いた。中川会長は、過去六年の三期にわたって無事に任期を終えたことに対して会員の協力に謝辞を述べた。また、昨年の団体旅行では移民の父・平野運平氏の墓参を行なったほか、コロニアの医療活動で開拓当時の移民の命を守ったリンスの今田求ドトールの未亡人の百歳の誕生日を祝って慰問したが、その後夫人は、百歳の天寿を全うして亡くなった旨が報告された。
 昨年度の事業報告、会計報告のあと、役員の改選になったが、全会員の要望によって役員は留任となった。
 県知事寄贈の高齢者章、米寿章の伝達式では、福田本部会長が県知事からの祝状を代読して手渡した。米寿章は、笠戸丸移民である中川トミさんの実弟・西村光男さん(ブラジル生まれ)、井川一之元同会会長、脇本猛さんが、高齢者章は、下村スマさんが受章した。福田本部会長が祝辞を述べ、受章者を代表して脇本猛さんが謝辞を述べた。その後、新年祝賀会・受章祝賀会が行なわれ、各自持ち寄りのご馳走を食べながら唄い、賑やかな一日を過ごした。