日本語と日本文化楽しむ=センター新雑誌を創刊

3月24日(木)

 日本語と日本文化を楽しむマガジンが、誕生した。ブラジル日本語センター(谷広海理事長)がこのほど、会報別冊『A Lingua Japonesa』を全面的にリニューアル。新雑誌『A Cultura Japonesa』を創刊した。新規会員獲得に一役買ってほしいと、期待がかかっている。
 日本語教師や学習者だけでなく、日本に関心を持つ人一般を対象にしたもの。創刊号は、田中康夫長野県知事のインタビュー記事や留学生・研修生OBの対談、移民史をテーマにした連載、海外からの通信など内容が盛りだくさん。
 もちろん、教材紹介や授業方法などの要所も押さえる。全文振り仮名付き。
 取材編集には、JICA青年ボランティアらが協力。各地の日本語事情などを伝えている。また、日本語センター内に発足した移民史研究グループが、連載「ニッポン温故知新」を発表。移民史を教える教師にとって、貴重な情報源になりそうだ。
 これから、県連の日本祭りや日本食などを取り上げていく予定。
 編集担当の相澤紀子さん(30、神奈川県出身)は「日本語を中心に日本文化に、興味を持ってもらえるような雑誌をつくりたい。ポルトガル語のページに力を入れていきたい」と話している。
 年に四回(二、五、八、十一月)発行予定。ブラジル日本語センター(サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区マノエル・デ・パイヴァ45番)で手に入れることが出来る。