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パルケ・ナッソンエス構想推進など=上原文協会長に提案=下本八郎氏

5月7日(土)

 文協会長選挙に出馬し、第一回投票で破れたものの二百四十四(一三%)を得て、コロニアに固い地盤があるところを見せつけた下本八郎氏が四日、二期目に突入した上原幸啓会長らと懇談し、新執行部に協力姿勢を示す一方、今後の文協経営に対し、助言、提案を行った。
 新執行部側からは上原会長のほか、吉岡黎明、松尾治、小川彰夫の三副会長、伝田英二会計専任理事が、下本シャッパからは、中沢宏一、羽田宗義、永堂ジョルジ、宮原ジョルジの五氏が出席した。
 下本派の提言は▽文協ビルの増改築▽行政からの恩恵を模索しINSS問題を解決する▽全伯日系団体が掲げるプロジェクトとの関係を保ち、百周年記念事業に向け前進する▽アイルトンセナ街道沿いにパルケ・ナッソンエスを作る。政府の主導で、文化、スポーツ、外食産業、観光を含めたものにする▽臨時総会を早期に開催し、定款を改正、経営調査会社の報告を参考に、選挙関連の規約についても検討する。女性や若い世代の参加が望める体制作りを▽文協会費の徴収徹底化を図る――など。
 下本氏は特に、パルケ・ナッソンエス構想を詳しく説明し、文協の名前を改称したらどうかとも提案した。

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