本場仙台の雰囲気再現へ=サンパウロ市七夕祭り=今年27回目=冬の風物詩 催し多数=関係者「来場者20万人」見込む

6月4日(土)

 サンパウロ市の冬の風物詩七夕祭りが七月二、三日、リベルダーデ区で開催される。今年で二十七回目。四月からボランティアらの手によって作られたくす球や吹流しが八十本の竹に飾り付けられ、本場仙台七夕祭りの雰囲気を再現する。宮城県人会(中沢宏一会長)の主催だが、サンパウロ市と同州文化局が後援する一大イベントだ。
 二日は朝六時から飾り付け開始。七夕パレードや踊りは午後四時からリベルダーデ広場で。三日は同広場の特設舞台で各種催しが行われる。
 鈴木運蔵・実行委員長は「雨が降らないことを祈っている。二十万人は来てくれるはず」と見込む。
 例年通り、飾りはガルボン・ブエノ街、リベルダーデ広場、エストゥダンテ街に設置。飾り付けコンクールには、小学校や幼稚園、地方文協など約二十チームが参加する。審査規定は、くす球が一本の竹に三つ付いていれば吹流しや飾りは自由だ。今年のテーマ「環境・エコ」を反映しているかどうかがポイントとなる。昨年はビラカロン老人クラブが優勝している。
 また、七夕祭に先立って、ミス七夕コンクールが十九日午後一時から宮城県人会(ファグンデス街152)で行なわれる。今年から祭りの当日ミス七夕によるカラオケショーがあるため、歌が上手なことが大切な条件となるという。