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6月4日(土)

 武内重雄神父亡き後、サンゴンサーロ教会では久次マリオ神父らが遺志を引き継いで日系人向けの指導に当たってきた。関係者によると、同神父の去就が話題になっているらしい。同教会は日系人の多い教区だ。久次神父がほかの教会に移ると、日系人離れが進んでしまいかねないそうだ。武内神父が死去して、六日で二周忌。また一つ、転機を迎えているのかもしれない。
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 奇しくも二つの観光展がサンパウロ市で開催中。一つは既報の「Salao do Turismo-Roteiros do Brasil」で全伯の観光情報が一挙に展示された大規模なもの。見所はもちろん「日本移民街道」だ。四日(土)は午前十時から午後九時まで、五日(日)は午前十時から午後六時まで。場所はExpo Center Norteでメトロならチエテ駅近く。Shopping Lar Centerの北側だ。入場料は大人六レアル、六十歳以上は三レアル。もう一つの観光展はサンパウロ州内の見所を紹介する「Salao Sao Paulo de Turismo」で四日まで。場所はメトロのコンソラソン駅近くのCentor de Eventos Sao Luis(Rua Luis Coelho,323)。午前十一時から午後五時までで入場無料。よい週末を。
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 カンピーナスの陸軍施設で、さきごろ古武道個人戦大会が催された。二天武道研究所の道場で修行中の四百人が参加した。数多い立ち合いの中にア国ブエノス・アイレスとマナウスで学ぶ二人の勝負があった。主催側から「これは、一万キロの対決だ」の声。ポ語の大会名に「エンコントロ・ナシオナル」がはいっているが、二天研の勢力範囲は「インテルナシオナル」に広がっている。