中国政府に抗議へ=日系人が集会予定=東洋人街で11日

6月7日(火)

 「中国政府に対し、平和抗議集会を行います」。
 二日午後来社した相互援護協会の宮原ジョルジ会長は憤懣やるかたない表情で語った。
 昨今、中国全土で広がった反日デモや、小泉首相の靖国神社参拝への批判に対し、「もういい加減にしろ、と言いたい」と怒りを隠さない。
 アチバイア在住の心霊治療士、弘田智康さんも宮原会長に呼応する。
 首相に手紙を送るほか、宮原会長は、「ブラジルメディアにも取材してもらい、中国領事館にも主旨を伝える」考えだ。
 「我々日系人はブラジル人だが、日本人の子孫として抗議したい」と、「あくまで平和的なもの」であると強調、演説なども予定にないという。
 集会は、リベルダーデ広場で十一日午前九時から正午まで。白い鉢巻と日本、中国両政府へのメッセージを紙や布に書いて持参するよう呼びかけている。