参加者伸びる「毛筆」=日語セ作品コン=全伯総数で2千人突破へ

6月11日(土)

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)主催の幼少年作品コンクールが、全国で開かれている。今年は児童画・毛筆・硬筆・作文の全部門で、参加者数が二千人を突破。関係者を喜ばせている。
 二〇〇三年から始まった「日本語祭り」。その席上で表彰式を開き、家族ら多くの人が毎年日本語センターの講堂に詰め掛ける。今年は「硬筆」以外、全部門で増加した。
 特に参加者数が伸びたのは、「毛筆」。二百五十二人から、三百七十人に増えた。同コンクールを実施する「みどり会」会長で、センター理事の竹下佳代子さんは「新しく応募してくれる学校が出てきてくれました」と手応えを感じている様子だ。
 JICA青年ボランティアの派遣を受けて、毛筆に力を入れているところもある。
 日本語力がよく表れる部門といえば、「作文」だ。コンクール会場で初めて、テーマを出されるからだ。竹下理事は「審査員が驚くような文章を綴ってきます」と学習者の実力を誇らしく思っている。