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6月18日(土)

 スザノ・イッペランジャホームは「軽費老人ホーム」。費用は月に千四百レアル(個室)で、援協傘下のほかの施設に比べて低い。生活の全般に、介護を必要とする高齢者は対象外。入居者が要介護者になれば、特養施設に移す。入居者の高齢化が進んで、対応に苦慮し始めたそう。サントス厚生ホームでも、要介護者が増加。引き受け手になるあけぼのホームにも限界がありそうだ。問題が深刻化する前に、何か先手を。
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 ブラジル銀行が日本移民百周年に協力したいと伝えてきている。日本に支店を持ち、デカセギからの多額の送金を担う同行が、日系コロニアを重視しているということでもあるだろう。それに対してコロニアは十分な対応をしているのだろうか。記者に対しても「いやいや、そういう意思があるっていうだけです」と上原会長。いやいや、もっとアピールしてもいいのでは。
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 十四日グアルーリョス国際空港で、コカイン六・五キロを国外に持ち出そうとして逮捕されたボリビア在住の岡安忠夫容疑者(68)。十六日付時事通信によると、有罪になった場合、最高で禁固十五年が言い渡される可能性も。ブラジルで日本人が麻薬関係で逮捕されるのは、この二年で二件目という。
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 バトントワリングのブラジル代表監督簾田武志さん(26)が十九日、TVグローボの人気番組「ドミンゴォン・ド・ファウストォン」の特技披露コーナー(午後六時~同八時)に出演する。簾田さんはブラジル生まれ。生後八カ月で日本に帰り、二歳から愛知県でバトンを習い始めた。PL学園で鍛えられ、早大入学後の九七、九八年の世界大会で金メダルを獲得。大学卒業と同時に故郷に戻ってきた。