7カ国語で歌う=中平さんコンサート

6月22日(水)

 文協五十周年を記念して、第二十三回文協ドミンゴコンサート(十九日、同大講堂)に日本の歌手中平マリコさんが出演、童謡からクラシックまで多彩な曲を熱唱した。韓国語を含む七カ国の言葉で歌を披露し、満員の観衆から絶賛の拍手を浴びた。
 第一部は、タキシード姿で「さくらさくら」「春が来た」。涙してじっと聞き入る高齢者もいた。純白のロングドレスで登場した第二部。ポルトガル語で「黒いオルフェ」、スペイン語で「ベサメ・ムーチョ」、韓国語で人気ドラマ「冬のソナタ」のテーマ曲を歌ったほか、英語、イタリア語、フランス語での名曲も歌った。
 二時間あまりのコンサートで三十曲。観客の心に染み入るような歌声には盛んな拍手が送られ、会場は感動に溢れた。
 伴奏はサンパウロ市在住のピアノ奏者、矢崎愛さんが務めた。
 中平さんは今月末まで、各地で公演する。日程は次の通り。
 二十五、二十六日コロニア芸能祭(文協)▽二十八日弓場農場▽七月七日サンタ・カタリーナ州フロリアーノポリス▽十日グァタパラ移住地▽十六、十七日県連フェスティバル・ド・ジャポン▽二十四日イビウーナ▽三十一日モジ・ダス・クルーゼス。