桜祭りに8千人=「花より団子」楽しむ=サンロッケ

7月6日(水)

 花より団子――。ブラジル日本文化協会主催の桜祭が二日、三日、サンロッケ市の国士舘大学センターで行なわれ、二日間で合わせて八千人が足を運んだ。会場近くの桜は五分咲き程度だったが、太鼓やヨーヨーなどのイベントや、餃子やもちなどの食べ物を目当てに来た客と、鈴木ジョシェさんの名司会で会場は活気に満ちていた。
 食べ物のコーナーでは新潟県人会のもちが人気を集めていた。「間に合いませんよ」と、清野カチエさんらがつきたてのもちを丸める。ついていたのは八十歳の池泉三郎さん。一人で作業を繰り返す様子に客も足を止めていた。
 トイレに行くのに坂や階段があって遠い、イベントを見る席が足りない、バスが遅刻した、桜が見られないなどの問題点を指摘する声もあり、来年に課題を残したが、天候に恵まれ来場者は楽しい一日を過ごした。