大耳小耳

7月12日(火)

 グァタパラ移住地は去る週末、入植四十三年を祝った。文協は、さきに祭りに花を添えよう、と中央公民館の敷地の周りに「ひまわり」を植えた。すると、ひまわりの実(み)を大好物にするマリタッカ(インコ科の小鳥)が、百羽ほど飛来して舞い、賑やか。文協では、実はマリタッカも入植祭に出席する客たちに見てもらうつもりで、ひまわりを蒔いたのだった。結局〃花鳥〃という「二兎」を追って、「二兎」を得たのだろうか。
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 グアタパラ入植四十三周年記念祭が行われた当日、移住地に住む近藤四郎、佐代子夫妻の次女、久里子さんが女の子を出産。移住地の誕生日に新しい生命を授かった近藤家にとっては、二重の喜びの日となった。おめでとうございます。
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 コロニアの各種行事に主催者から依頼を受けて、援協は救護班を派遣している。無料奉仕になるのは、福祉・地域振興に関係があるときだけだ。しかし、付き合いなどから、ほとんどが無料になっている。医師や看護婦の特別手当ては援協が負担することになることから、最近、きちんとリストをつけ始めた。六月十九日からの半月で、十二回救護班を派遣した。有料だったのは、二件だけだったとか。
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 クレディカードホールに三千人を集めた生長の家全国大会。「日本人だけでこれだけの人数が集まる団体はそうないと思いますよ」と語るのは、同団体広報局の門脇和男部長。「日本語が分からない二、三世でも日本語の組織に入ってきます。日本語を通じて日本的な心を求めているのでしょうね。日本語も次第に分かるようになってきますよ」。その甲斐があってか、同団体では現在のところ日本語の会員は減少していないという。