「岩波菊治短歌賞」選考会=佳作5編選ぶ

7月13日(水)

 椰子樹社(安良田済代表)は、第三十八回岩波菊治短歌賞選考会を、十日午後、秋田県人会館で行った。出席者九人、欠席選考一人で、厳選の結果、惜しくも入賞作品なし、佳作五編を選出した。
 点数順に示すと、中西静代「予後の日々」、斎藤光之「マナカの花」、敦賀葵花「旅中徒然」、藤田あや子「農一筋に」、寺田雪恵「烏賊釣り」の五氏、作品であった。
 岩波賞存続についての話合いで、第四十回(のち二年)をめどとして、賞の名目などを検討することになった。従来の応募者はもとより、隠れた歌人の挑戦を今後に期待して閉会した。