大本=布教推進目指し=日本から事務局長ら

7月14日(木)

 日本各地に約十八万人の信者を持つ宗教法人「大本」の浅田秋彦教務局長、猪子恒教務局次長、大本南米本部の藤井剛三前本部長が十二日、ニッケイ新聞社を表敬訪問した。
 大本南米本部は昨年十二月、南米宣教八十年を記念し、サンパウロ州ジャンジーラ市に神殿「愛善堂」を建立しており、ブラジル国内の信者数は約二百四十家族。
 浅田教務局長は、「『万教同根』『人類愛善』という大本の教えをブラジルでどう布教していくかが課題」と話し、各宗教同士の連携を図る世界連邦運動を積極的に推進していることを説明する。
 猪子教務局次長は「現在、信者は圧倒的に日系人だが、非日系人にも布教していければ」と希望を語った。
 両氏は今回、二週間ブラジルに滞在、十三あるうちの八支部を視察、十三日帰国する。