東西南北

7月19日(火)

 進歩党(PP)の元信任職員が、裏金を享受した議員二十二人のリストをCPI(議員調査委員会)へ提出した。その中にカヴァウカンテ下院議長やノゲイラ下院監査委員の名前も挙がっている。裏金供与はジャネーネ議員の指示により、同議員の自宅で側近のジェヌー氏が行った。リストはコピーされ、裏金供与の流れも掲載された。
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 国内第三位のビールメーカー、カイゼールが流通税を脱税していたとみなされ、サンパウロ州財務局から二二八三万レアルの罰金を科せられた。同社は二〇〇四年八月に九万二百五十トン、四三九五万レアル相当の粗目糖を輸出したようにみせかけ、七百四十七万レアルを脱税していた。
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 リオデジャネイロ市南部ロシーニャ区近くで十六日夜、軍警と麻薬密売人らが銃撃戦を展開、密売人一人が死亡、付近住民一人が太ももに被弾しケガをした。銃撃戦が始まると軍警は付近のトンネルを三時間に渡って封鎖、通行中の車からは運転手が徒歩で避難した。死亡した密売人は空軍で使用されるライフルを所持していた。
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 同じくリオ市西部のファベーラ、コレイアでは十四日夜、入り口で警察が来るのを見張っていた二十歳の青年が、自家製爆弾の破裂で右足の膝から下を切断するケガを負った。見張りを交代する際に誤って落としたと供述。見張り番には妊婦も二〇から三〇レアルで雇われているという。
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 ブラジル南部では五年来の厳しい寒波が十八または十九日に接近。サンタ・カタリーナ州では山間部で気温は氷点下に、全地方で降霜の恐れ。同日、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルドン市の最高気温は十四度の予報。