当選率の高さウリ=百周年ロッテリア=スダメリス銀

7月20日(水)

 日本移民百周年祭や日系団体を支援する目的で発売されるスダメリス銀行のロッテリア「百周年CAP」の説明会が十五日夜文協小講堂であり、日系団体の代表者など約百人が参加した。スクリーンを使って目的や特徴、仕組みの詳細等が日ポ両語で説明された。
 この企画は二〇〇四年に同銀行で開設された日系社会向けセクションで、移民百周年にどんなかたちで貢献できるかと考えられた結果生まれたもの。参加者には五桁の番号が与えられ、毎月五十レアルを払う。ロッテリア・フェデラルに連動した五桁の番号が当選番号となる。
 「最後に八五パーセントのお金が返ってくるというのが頭取の案」(関係者) 毎日五千レアル、月に五万レアル、そして二〇〇八年六月には五十万レアルの抽選に、月々七・五レアルで参加できる。抽選回数は千五百七十一回もあり、賞金総額は一千万レアル以上。当選確率は従来のロッテリアよりも高い。
 収入の一部が参加団体への寄付に当てられるのもポイントだ。団体は売った数に応じて収入が増える。
 「日系団体や百周年祭への援助にもなる。寄付のつもりで購入してもらえれば」と参加を勧めていた。
 説明を熱心に聞いていた一世男性は「難しそうと思っていたけどそうでもないみたい」と話していた。
 同銀行では百五十万口の見込んでいるという。
 詳細問い合わせはブラジル日本文化協会(電話11・3208・1755)まで。