大耳小耳

2005年7月21日(木)

 十万人以上の人出で、大盛況だった県連の日本祭り。惜しむらくは、祭りの一角を占めた百周年祭典協会ブースか。「みんなから記念事業は何をやるのか聞かれてこまったわ」とは同協会を手伝った日系女性の言葉だ。「恥ずかしいったらありゃしない。日系社会がこんなに団結を見せてるのにね」。
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 日伯友好病院の神内総合医療検査センターは昨年八月に竣工して、ベッド数が百八十床から二百三十床に増えた。このうち現在、約二百床が稼動している。相変わらず満床状態が続き、六月に入院必要患者二百六十人を他の病院に回すことになった。関係者は「一日に七、八件入院を断るのが、当たり前」と首をかしげる。ベッド不足問題、病床をただ増やすだけでは解決しないかも。
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 「ものはついで」という。グァタパラ文協の話だ。さきに小泉首相揮毫をもらって、記念石碑の製作を石屋に頼んだとき、一緒に石臼も注文した。届いたのを見て「小さ過ぎる」「ちょうどいい」と意見はさまざま。台をつくり餅つき試験をした。木臼に比べ、耐久性についていえば、比較にならないくらい「ある」に違いない。子孫に残そう、としたのか。それにしても、いろいろなことをする文協だ。