「岩手の交流」なお親密に=稲葉課長ら迎え意見交換

2005年7月30日(土)

 八月二日から七日にかけて行われるパラグアイのピラポ移住地入植四十五周年記念祭。それに参加するため、岩手県から稲葉比呂文化国際課総括課長、小田島国際交流協会理事長、工藤明雄地域振興部文化国際課主査の三名が二十八日午前、来伯した。
 式典では増田寛也県知事の挨拶を代読する。また、初来伯となった一行は、六日に行われる南米相撲選手権大会について「岩手県相撲連盟から五名の選手団が参加するので楽しみです」と話した。
 「いつも電話やメールでのやりとりだったので、初めて千田さん(在伯岩手県人会会長)たちに会えて嬉しいです」と話すのは、今回日程を担当する工藤さん。小田島さんは「実際会うともっとわかりあえる気がする」。
 稲葉さんは「どの地域も世代が代わり、意識が変わってきていると聞いた。各岩手県人会の方ともっと交流して、いろいろな計画を考えていく時期に来ている」と話し、「留学制度や技術交流員研修制度についても、県人会の方と意見交換しながら『来てよかった』と思ってもらえる制度にするように検討していきたい」と考えを述べた。今年はパラグアイから一人岩手県に派遣されるそう。
 一行は、ピラポだけではなく、アスンシオン、イグアスーも訪れ、各岩手県人会へ挨拶に行く予定。八月七日に帰国する。二十九日午後七時からはブラジル岩手県人会で歓迎会が開かれた。