言語と文化考えよう=宮島達夫教授が講演=国際交流基金で30日

2005年8月23日(火)

 「世界の言語と日本語の将来」と題された講演会が三十日午後七時から国際交流基金サンパウロ日本文化センターで開催される。
 今月からサンパウロ大学大学院で客員教授として「現代日本語文法概説」を特別講義している宮島達夫教授(京都橘大学)が講演する。
 同教授の専門は日本語学・現代語語彙論。世界に六千を数える言語は人類の文化遺産という観点から、英語や中国語の趨勢(すうせい)や、方言の衰退と共通語化のプロセスなどについて、幅広い歴史・文化事情を踏まえて話す予定。
 同センターでは「ブラジルや日本語の言語文化も話題になる。分かりやすいうえ、面白いエピソードも豊富。専門家や教師だけでなく、一般の方でも楽しめる内容。言語と文化について考える絶好の機会では」と来場を呼びかける。
 多目的ホールで午後九時まで。参加希望者は二十五日まで申し込みを。同時通訳付。入場無料。 
 詳細問い合わせは電話11・3288・4971(サンドラまで)。