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第47回南米仏教婦人大会=「念仏に生きる」=テーマに1千人=モジ市=亜国からの参加者も

2005年9月10日(土)

 第四十七回南米仏教婦人大会が三、四の両日、モジ市のコクエイラ日本人会館で開かれた。テーマは「念仏に生きる」、スローガンは「ご消息に学ぼう」。全伯の仏教婦人会から約千人が参加、遠くはアルゼンチンからの出席者もあった。三日は、安部順二モジ市長も駆けつけた式典や基調講演、総会が行われ、四日は追悼法要やお別れパーティーも開かれた。
 開会式は午前九時過ぎから行われた。パラナ、パウリスタ、ノロエステなど各沿線、州外、アルゼンチンから四十五代表が仏旗を掲げて入場。大会旗が今回の大会委員長、藤村幸子南米仏婦連盟委員長に手渡された。
 勤行では「しんじんのうた」を全員で唱和。藤村委員長は「私たち仏婦はお念仏の生活にいそしみ、聞法に努めるべきでは」と呼びかけた。
 仏教婦人会総連盟の大谷範子総裁のメッセージが日ポ両語で代読、披露された。
 渡辺博文南米教団総長は「ボン・ジア! これだけしか知りません」と会場の笑いを誘い、千五十三人の参加者があったことを報告、遠路から訪れた参加者を労った。
 コクエイラ日本人会の渋谷仁会長は「このような大きな大会が開催されることは当会にとって光栄」と喜びの声を会場に伝えた。
 安部モジ市長や富山オリンピオ同市会議員ら来賓のあいさつ後、本山からの祝電が披露された。
 地元を代表してモジ本願寺仏婦会長の岡本朝子さんは今年入植八十五年を迎える同市を紹介、「日本に帰った気分でゆっくりしてほしい」と歓迎の言葉を述べた。
 式典後、橋本朗仁特派布教使の基調講演、昼食をはさんで総会が行われた。
 「大会に参加するのは今回で五回目」と話すアルゼンチンのブエノスアイレス本願寺から参加した玉那覇律子さんは「顔見知りもできて、毎回楽しいですね」と笑顔を見せていた。

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