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日蓮の命日にあわせて法要=サンパウロ市法華経寺

2005年10月14日(金)

 サンパウロ市ヴィラ・クレメンチーノ区ベルタ街97の日蓮宗法華経寺で八日、お会式(えしき)が開かれた。日蓮の命日(十月十三日)にあわせた法要で、僧侶と約三十人の信徒がお経を読み上げた。
 日蓮は季節でいえば秋に亡くなったが、春の花が咲いて人々を驚かせたという伝承に基き、入り口や祭壇を桃色の造花で装飾。
 当日集まった信徒には、紅白餅と、散華(さんげ)と呼ばれる花びらを模った和紙が配られた。
 日本から派遣されている開教師は福島謙應(けんの)さん(58)と田村昌洋さん(33)の二人。
 滋賀県で三十年サラリーマン生活を送った福島さんは、三年前に海外布教を夢見て脱サラし、得度した。 田村さんは神奈川県出身で、ハワイ、ロサンゼルス、オークランド、シアトルと北米のお寺で務め、昨年十月の法華経寺の開設にともない来伯した。
 現在は借家の中に、お寺を設けている状況。二人は「信徒はまだ少ないですが、土曜日の勉強会や日曜日の礼拝を通じて増やしていければ」と話している。
 電話11・5904・3198(同寺)。

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