援協=連警との話し合い難航=外国人登録の更新手続き

2005年10月22日(土)

 【既報関連】サンパウロ日伯援護協会(酒井清一会長)は沖縄県人会(与儀昭雄会長)などと協力し、外国人登録の更新手続きについて、便宜を図ろうと準備を進めてきた。連邦警察との話し合いが難航し、実施が難しい状況になった。「全面的に取りやめたわけではないが、期限が心配な人は個人で手続きをしてほしい」と呼びかけている。援協定例役員会(二十日)で明らかにされた。
 両団体の代表者は八月から、連邦警察と数回にわたり会合を持った。政府はちかく、ボリビア人不法滞在者十万人を恩赦によって永住権を与えるため、多くの労力が必要で日本人だけを特別扱い出来ないという。
 ボリビア人も対象者に含めた上、(1)六カ月間使用可能な会場(2)コンピューター十台(3)ボランティア三十人──をそろえれば、職員一人を派遣できると主張した。
 これに対して、両団体は負担があまりにも大きいと判断した。今後はとりあえず静観。日本人の手続きに対して応援を求められれば、その是非を検討するという態勢で臨むという。
 援協によると、外国人登録の更新必要書類は次の通り。
(1)申請書=連邦警察でのみ配布、現在は一人一枚まで
(2)写真=3×4、カラー、背景は白、日付なし、裏には何も書かない
(3)外国人登録証のオリジナル
(4)外国人登録証のコピア・アウテンチカード=大きさはA4版
(5)手数料支払い済み用紙=用紙はインターネットでのみ入手可能(www.dpf.gov.brから、Carteira Nacional de Estrangeiroをクリック、Codigo=140120)、個人のデータを入力して印刷し、銀行(どこでも可)で支払う、印刷後の支払い期限は約二週間以内。
 このほか、(1)CPF(2)パスポート番号(3)住所とCEP(4)電話番号(5)入国日(6)上陸地点(7)職業などのデータを記入しなければならない。
 必要な書類があれば、連邦警察前の代書屋(有料)で手数料払い込み用紙の印刷、用紙の記入をしてもらえる。なお六十歳以上の更新手続きについて、本紙が直接連邦警察に問い合せたところ、法令の通り手続きをする必要はないという。
 電話番号=11・3616・6187、住所=R Hugo Dantola,95 Lapa de Baixo。