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文化祭・卒業式=シーズン迎えて=松柏・大志万でも

2005年12月10日(土)

 松柏学園(川村真倫子校長)、大志万学園(川村真由美校長)の二〇〇五年文化祭が三日、ビラ・マリアーナ区の同校で開催された。
 会場には今年のテーマ「リサイクル―一人一人の協力は小さいが、大自然に与える影響は大きいよ―地球を救おう」が書かれた紙がはられ、ペットボトルなどの廃物を利用した工作や、生徒の英作文、絵や書道の作品が展示された。
 中には、ゴミ分別の大切さを訴えるものや、食物や空き缶などのゴミが土に還るまで何年かかるかを説明した展示も。生徒がリサイクルの大切さをつづった作文などもあり、訪れた人の興味を引いていた。
 同校は昨年十一月の新校舎完成以来、現校舎では二度目の文化祭。「昨年と違い、今年はスペースにも慣れてうまく使えたと思います。これからもっと慣れて、自分の家のようにできたら」と川村真由美校長は抱負を語る。
 講堂では終日、劇や音楽、日本語や英語、ポルトガル語でのお話大会など生徒の発表。英語や日本語の検定試験の合格証書授与式も行なわれた。
 最後に大志万学院中学部、松柏学園特別科、上級の卒業式が実施された。
 壇上に並ぶ卒業生に向かい、川村真由美校長は彼らが過ごした学校生活とその成長ぶりを振り返った。そして「これからも松柏のことを忘れないでほしい。ここはあなたたちの家ですから」と呼びかけ、祝福した。
 在校生から卒業生へ、卒業生から在校生へそれぞれ感謝と激励の言葉が贈られた。在校生たちは壇上にあがり、一足先に巣立っていく仲間との別れを惜しんでいた。

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